2014年10月23日木曜日

ボルトが抜けなくて困った時には・・・・これだ!


朝晩の冷え込みが強まり、我が家の周りでは木々の色付きが、日々鮮やかになってきた今日この頃。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
新緑も紅葉も大好きな最年長の佐藤です。


さて、今回は折れてしまったボルトをどうやって取り除いたら良いか?
というテーマで少々お話を・・・。

車やオートバイを弄った事のある方なら少なからず経験があると思うのが、ネジが錆ついて緩まなかったり、途中で折れてしまって抜き取るのに物凄く苦労した事ありませんか?

バイスプライヤーなんかで掴める場合はまだ良いのですが、根元からポッキリ・・・なんて場合は最悪で、折れたボルトの真ん中に穴を開け、スクリューエキストラクターという逆ネジで食い込ませる工具を使ったりしていました。
が、アレッて成功確率があまり高く無いのが実感ですね。
下穴を開けるのに失敗して、ドリルの刃が中に残ったり、エキストラクターの刃がこぼれて使い物にならなくなったりetc・・・。

そこで昔思いついたのが、TIG溶接を使って折れたボルトを取り外すやりかた。

 このようにシフトペグのボルトが折れてしまった場合等にも、とても有効な方法です。
以前のやり方なら全く掴むところが無く、固いボルトに穴を開けるのも一苦労。

しかし、そんな心配はありません。
先ずは適当なボルトを用意して・・・。

 TIG溶接でこのように、折れたボルトから肉盛りして足場を作って行きます。

 そこへ用意したボルトを、上手い具合に溶接するわけです。

 すると、こんな感じになります。

 あとは熱いうちにスルスルッと抜き取るだけ。
ネジロックで固まっているボルトでも、ガッチリ錆び付いているボルトでも、この方法だと成功率はほぼ100%といっていい位、綺麗に取る事が出来ます。

まあ、これもちゃんとした溶接機が備わっていればこその裏技なんですけどね。

というわけで、困った時のワンポイントアドバイスでした〜。