2015年6月15日月曜日

チョップドツアーパックをCVOモデル用にペイント!

いっこうに梅雨入りの気配が感じられない今日この頃、湿度も低くライダーにとっては最高の気候条件と思われます。

このチャンスを逃さずみなさん、気持ち良く走り回っていることでしょう。

一見サクランボのような、自宅のユスラウメの果実が鈴なりになっていて、何かに美味しく利用出来ないか悩み中の最年長の佐藤です。


先日、純正新品のチョップドツアーパックを、CVOカラーに合わせて塗装するご注文を頂きましたので、その行程をご覧下さい。

今回ベースは純正のシルバーを利用しました。先ずは、念入りに足付けを行います。


アッパーは、金具など塗りたくない部分を念入りにマスキングをしてからペーパーを当てて行きます。

次に調色したベースカラーを塗装します。
ここで、はじきやゴミの付着が無いように細心の注意が必要です。


ベースが乾いたら、ラインを塗るためのマスキング。

あーだこーだ、こーでもないあーでもないと店長と二人で納得行くまでデザインを検討。
最終的にアッパーのみに、シンプルなラインを入れることに・・・。

はじめにキラキラの少し入った黒を塗ります。


  
続いて、ピンスト用にマスキング。
純正色に合わせてしっかり調色をして、最低限の塗膜で染め上げます。


ライン入れが済んだら、クリヤーコートで一時保存します。
この後、マークを入れるため、作業中にベースの塗装を傷めないようにです。

再度足付けをして、オーナー様オリジナルデザインを、トップカバーのど真ん中にエアブラシで入れてみました。


いよいよ仕上げのトップコートです。
シッケンズのオートクリヤーをたっぷりと2コート。
虫やゴミが付かないように祈ります。

塗り終わったまんまの表面のツヤです。
 正直、このままでも充分美しいですが・・・。
お客様に感動を与えるには、さらに一手間二手間が必要になります。

加熱硬化後、全体に肌調整、ポリッシングを施した表面のツヤです。
まるで、濡れているかのような滑らかさ・・・・。



マスキングを丁寧に剥がし、細心の注意を払って組み立て。

我ながら綺麗に仕上がった、満足の一品になりました。

この後は工場長に取り付けをお任せします。ヨロシク!