2015年7月31日金曜日

小国玉川でキャンプ&岩魚釣り

東北南部に続き北部も梅雨明け宣言が出され、予報でもしばらく暑い日が続きそうです。
みなさん体調を崩されないように気をつけて下さい。
 
子供達も夏休みに入り、キャンプに行くには今しかないと、先日山形の小国玉川へ家族でいって参りました。
小国玉川といえば、名峰飯豊山への玄関口として、またはマタギの里としても有名です。
朝日連峰の大鳥川と並び、こちらも花崗岩質の明るい開けた大渓流を抱えているのが、個人的にはまた来たくなる理由の一つです。
 
カアチャンと子供達は浮き輪を使ってなんちゃってラフティング、自分は遊魚証を買い求めさらに上流でのんびりと毛針釣りを楽しむことにしました。

入渓点ちかくにある飯豊山荘の駐車場には県外ナンバーがずら〜り、東北の夏山登山のメッカだけのことはあります。
関東圏はざらで中には高知ナンバーまで・・・・。

大半は登山客でしょうが、中には釣り客も多いようです。
午前中に入渓したつり人が帰って来たり、これから入渓する人たちもちらほら・・・。
平日なのに随分つり人が多いという印象を持ちましたが、川も大きいし少し時間をおけば、下手な自分にも遊んでくれる魚はいるでしょう。
 
渓に降り立ち獲物を探しながら上流へ向かいます。ほどなくして流れに定位する岩魚を発見!はやる気持ちを抑えつつ気付かれないように忍び寄り、フィーディングレーンに静かに毛針を乗せる事に成功。
毛針を見つけた岩魚は、疑う様子も無くスーッと浮上してパクリ!
テレストリアルを意識した毛針に出たのは、25cmくらいの綺麗な岩魚です。
明るい渓にふさわしく、思わず見とれてしまうほど透明感のある、美しい魚体でした。

この後も適度に釣れてくれました。本日のアベレージサイズです。
 山岳渓流など、雪代が長く続く流れの強い川に棲む岩魚は、魚体の割に鰭が大きく、とくに見事な尾びれの大きさが特徴です。

私が一番好きな釣り方は、やっぱりサイトフィッシングですね。
先ずは獲物を見つけ、気付かれないように間合いを詰め、相手の気に入ってくれそうな毛針で勝負する。
山岳渓流では大抵のものには反応しますが、流し方が不自然な場合はすぐさま警戒されてしまいます。流し方に問題が無いのに無視された場合は、相当なすれっからしかあるいはよほど不味そうに見えたのかもしれません。
どうしても気に入ってくれない時は、毛針を替える。気に入ってくれるまで執拗に替える。
手持ちの毛針が見向きもされなかった時は素直に負けを認める。
自分の技術と観察力がまだまだだと・・・・・。
でも大抵は何投かするうちに警戒心を持たれてしまい、プイッとどこかへ消えてしまうんですよね・・・・。



外気温は軽く30℃を超えていますが、水温は14℃くらいなので、渓に降り立つと足下から体温を下げてくれて、スーッと汗が退いて行きます。
この時期、この釣りの至福のひとときでもあります。
ちょっぴりサイズアップ。
キャンプサイトに戻り、ごはんの準備の後カアチャンと近くに魚を探しに。
大きなプールでライズを発見!

先に見つけたカアチャンにその場を任せ、自分は観戦です。
端から見ていると簡単に獲れそうに思いますが、広いフラットなプールはかなり難易度が高いんです。
案の定何投かするうちに、ライズは止んでしまいました。完敗!
夕方下流域のプールで、カアチャンがライズを発見するも獲れませんでした。残念!

 簡単な夕食の後は、焚き火を囲んで焼酎をチビリチビリと・・・・。
 ところが何せヤブ蚊が多く、子供達はたまらずテントの中へ避難。
今夜は雲が多いので、星もほとんど見えません。
月の無い晴れた夜なら、満天の星空が楽しめるんですけどね。
でもまあ、たまにはこういったロケーションも良いものです。

久しぶりに一人で釣りをして、ちょっぴり独身時代を懐かしく思った、
最年長の佐藤でした。