2016年1月16日土曜日

FLHXカスタム作業〜まだまだこれから!サイドカバー編



いやはや例年になく、穏やかな日が続いておりますね〜。

さて”チャンピオン号”の作業の続きになりますが、今回はサイドカバーの形状修正です。


下の画像で分かる通り、サドルバッグとの隙間が不均一でえらく目立っています。

このサイドカバーはFRP製なので、こういった狂いは良くある事なのですが、

成型後の狂いなのか、メス型自体の狂いなのか、はたまたマスターモデルの失敗なのか、

理由はどうあれこのような製品を、しれっとして販売してほしくないものです。

まあ、このまま使うわけにもいかないので、なんとか修正してみましょう。


一体何を基準に製作されたのでしょうか?理解に苦しみますね。


FRPは強度に優れた材質のため、ちょっとやそっとでは矯正出来ません。

どうやって矯正するか考えた末、次の方法で上手く行きました。

  1. 曲げやすくするため、フィンの頂点にスリットを入れます。
  2. 切断した箇所にタップリとポリパテを詰め込み、所定の位置まで引っ張り固定。
  3. 完全硬化したら左右の寸法が合うように成型します。

寸法を測ると左右でフィンの長さが10mm以上違っていました。

困ったものです。

左カバーのフィンをカットすればバランスが取れそうですね。

この後は凸凹のある面にパテ付けをして、面出し作業に入ります。

下地で手を抜くと、塗装仕上がりが台無しになりますので、最後まで気を抜けませんね。


サイドカバーの目処がついたら、いよいよタンクストレッチに入ります。

それでは次回も引き続きカスタム作業の報告お楽しみに!

最年長の佐藤でした。