え〜、ようやくフレアのマスキングも一段落しまして、全体を渋いキャンディレッドに染め
るわけですが、その前にちょっと一手間掛けまして、フレアの内側をマスキングして外側に
ブラシで影を入れました。
ベースが明るい事もありキャンディレッドの鮮やかさをさらに
引き立ててくれる事でしょう。
 |
| エアブラシが終わってマスキングを剥がした所です。 |
ライトカウルもこんな感じ。
リアフェンダーも同じく。
いよいよカラークリヤーの段階に入りました。
なるべくムラにならないように、何度も塗り重ねて理想の色に近づけました。
キャンディカラー故の透明感が伝わりますでしょうか？
カラークリヤーが固まり、ラインテープを剥がしてから軽くペーパーを当てて
トップコートのクリヤーを２コートします。
そのままではラインテープの跡がはっきり残ってしまうため、クリヤーが固まったら
ふたたび水研ぎをして、全体を滑らかにします。
そして最後の仕上げのクリヤーコートです。タップリと２コート。
仕上げのトップコートが固まったら、細かなブツ取りや肌調整を行いしっかりと磨き込んで塗装行程終了。
＊
＊
＊
傷つけないように、慎重に組み立ててようやく完成です。
ブラシで入れたフレアの影が、地味〜に効いていますね。
 |
| 黒一色だったFXDXが華麗に変身を遂げました。 |
実にオーソドックスな感のあるフレアパターンですが、
デザイン次第で時代を超える、定番の底力のようなものを感じさせてくれます。
＊
＊
＊
実は、お客様の最初のオーダーでは全く違ったデザインだったのですが、
作業途中で急遽デザイン変更となり、お客様自ら選ばれたイメージで今回のFXDXの完成となりました。
まさに、世界にたった一台。
そんな貴方のための一台を創るのが、私達の喜びであり誇りです。
最年長の佐藤でした。
