2017年6月20日火曜日

LED照明の弱点

なかなか入梅せず、快適な日々が続いていますね。

わたしは正直、今の季節が一年で一番好きです。




さて最近はどこもかしこもLEDライトが幅を利かせておりますが、

先日工房で使っている4台のLED作業灯の一台が点かなくなり、ちょっと具合が悪いので

原因を探ってみました。


まず一番考えられるのが電源装置です。


これです。


防水密封型ですが、無理やりこじ開けてみると案の定。

何かのチップが、焼け焦げて炭化しています。



 危ないですね~。



以前に他の同じ一台が点かなくなったときは、電源基盤内部で配線のハンダが外れていた

だけだったので簡単に直せましたが、今回はさすがにアウト!!







このLED作業灯は中華製の安物の為、このような事態は覚悟していたものの、

やはり実際にこうして壊れてみると、安いものにはそれなりの理由がある

ということを実感してしまいます。




ちなみに、よくLEDの寿命ということで数万時間などと書かれていますが、

たしかにLEDチップ自体はそのくらいは持つのかもしれません。

しかし、実際には電源部のコンデンサーなどの経年劣化の方が早く、

チップの寿命の前に電源部がお釈迦になり、実際の製品寿命などはハッキリとは分からず、

使用環境でかなり変わるということです。



さらにLED自体熱に弱く、高温になるほど発光効率が極端に低下していくのも弱点ですね。

まあ、なにはともあれ今回のトラブルで火災などに至らなかったのは、不幸中の幸いと思って

今度はちゃんと信頼できるメーカー製にしたいと思いますが、それなりのメーカー製だと下手をする

と桁が違うなんてこともありますから、省エネが売りとはいえ電気代で元を取るのは至難の業

でしょうね。

だったら蛍光灯の方が、まだマシなのかもしれません。


皆様も粗悪品にはくれぐれもお気をつけください。

ちなみに、ハーレー純正LEDヘッドライトの「デイライト」は、明るさ信頼性そしてデザイン性ともに

抜群です!

最年長の佐藤でした。