2017年6月22日木曜日

エアクリーナーの重要性



東北もどうやら入梅を果たしたようですが、

いつものことながら、入梅発表をすると晴れるのは何故なんでしょうね?




さて、先日車検整備で入庫した車両が、低速回転で「くしゃみ」をする現象が出ており、

一通り点検した結果、エアクリーナーエレメントのオイルによる詰まりが要因であることが判明。





ご覧のとおり、吹き返しやブリーザーからのオイルによる目詰まりで、ウェットな状態になり

吸気性能をかなり損なっていたようです。







走行距離2万キロ超走っていますので、交換時期は越えていますね。








エンジン内部からエアクリーナー内に出たブローバイガスは、噴出してきたオイルと共にエンジンに

吸わせて再燃焼させるシステムですが、どうしても重く粘度のあるオイルの方はうまく吸われず、

エレメント下側に溜まってしまうようです。



さっそく新品のエアーエレメントに交換し、エンジン不調も解消されました。




それでは何故このように多量のオイルが噴出してきたのか?ですが、複数の原因が考えられます

ので、特に異常な噴出をする場合以外は、マメに点検していただくのが一番確実かと思います。




また、ウレタンスポンジタイプのフィルターの場合、経年劣化でボロボロになり

フィルターの役目を果たさないばかりか、最悪エンジンにダメージを与えかねませんので、

くれぐれも点検は怠らないようにお気を付け下さい。



それでは、快適なハーレーライフを!    最年長の佐藤でした。