2014年10月14日火曜日

ハンドルストッパー再生の道

 日々確実に秋が深まっている今日この頃・・・。
台風一過の朝、素敵な景色に出会いました。
田舎暮らし大好きな最年長佐藤です。
 蔵王の麓に浮かび上がる光の幻想に思わず感激!
何か良い事がありそうな悪寒・・・。

さて先日、スポーツスターのハンドルストッパー再生に挑みましたので、その過程を簡単にお伝えしてみたいと思います。

ご覧の通り右のストッパーが、見事に吹っ飛んでいますね。
ここにアルゴン溶接でアルミを少しずつ盛り上げて行きますが、その前にガスバーナーを使って予め部材温度を上げておくと溶接がスムーズに開始出来ます。


ストッパーの形をイメージしながら、肉盛りします。 

 大凡の形が見えてきました。寸法を確認しながら一回り大きめに固まりを作り上げます。





 ベルトサンダーなどで、削りすぎないようにアウトラインを決めて・・・。

外寸はほぼオッケーです。


次はいよいよ精密リューターなどを駆使して、ディティールを整えて行きます。


オリジナルと見比べながら、Rの処理を進めます。


最終寸法を確認して、ポリッシュ仕上げで完成!
ここまで大掛かりな修理は滅多にありませんが、それでも新品交換に比べたらかなりお安く済みますので、万が一の場合に少しはお役に立てると思います。


東北各地で紅葉シーズンに入っています。
防寒装備をしっかりして、余裕あるツーリングをお楽しみくださいね。