2015年7月1日水曜日

タンクストレッチ・カスタム講座:その3

先週、自宅で「ヒグラシ」の初鳴きを聞いてビックリしましたが、つい先日「アブラゼミ」もちらっと聞こえました。
季節は確実に夏に近づいております今日この頃。

さて前回の続きですが、ウレタン成形が終わりましたので、つづいてはFRPを使った外殻の補強を行います。
強度も考え#450ガラスマットを、おおよそ2〜3プライ重ねます。

写真は表側が終わって裏側の張込みが済んだところです。
 樹脂が固まったら形を整え、全体にポリパテを使って面出しに入ります。


続きましてタンク、シート、コンソールの合わせ部分の作り込みです。
自然なフォルムになるように、面を繋いで行きましょう。


どうでしょうか。
スカーレット・ヨハンソンの腰のくびれに見えてきませんか?


不自然な隙間も埋めて行きます。
スカーレット・ヨハンソンのくびれを再現するために、一部純正ラインを犠牲にしますが、やむを得ません。くびれが優先です。

コンソールエンドの収まりはこんな感じになりました。


コンソールがすっぽり嵌っています。


ストレッチエンドとサイドカバーの隙間の確認。

左右ピッタリ隙間を合わせます。

パテによる面出しがある程度出来たら、プラサフを吹いて面を確認します。
さらに研磨をして、不具合箇所を見つけ出し、納得が行くまでパテ修正をくり返します。
下地最終仕上げは、プラサフでフィニッシュ。

次回はいよいよ、ベースコートの塗装に入ります。
最年長の佐藤でした。