2015年7月4日土曜日

タンクストレッチ・カスタム講座:その4

先週ようやく梅雨入りしたようですが、今年は何やら空梅雨模様ですね。
先日少しまとまって降ったかと思いましたが、川は少し増水しただけで、川床を綺麗にするまでには至っておりません。
例年ならば4月頃の雪代水で、川床はピカピカになるはずですが今年は雪代すらほとんど出なかったようです。

私はたまに渓流へ出かけますが、底石にへばりついたヌルは、非常に滑りやすく危険な上に景観も損ない、清流の魅力を半減させてしまいます。
やはり年に何回かはしっかりと増水して、川をリセットしてもらい、ピカピカになった清流できれいな魚と遊びたいものです。

さて、前回はサフェーサー&パテにて最終面出しを終えました。
ようやくここまでたどり着いたという感じですね。

純正カラーを残す部分はしっかりマスキングを施し、脱脂をしましょう。

始めにやや赤黒いメタリックのベースコートを吹き、下地を染めたらやや時間をおいて、「バーガンディ」のキャンディカラークリヤーで色味の調整をします。
現車の色を確認しながらの作業になりますが、自分で塗っていると目が麻痺してくるので、かなり慎重に塗り重ねます。

何回か塗り重ね、色見本と見比べオーケーと判断しました。


カラークリヤーが固まったら、消えてしまった部分の純正ラインを再現します。
CVOの複雑な模様は再現出来ないので、今回はグラデーションで違和感の無いようになんとか誤摩化します。

ついで、ピンストも調色して描き加えます。



ピンストが入り、純正カラーが復活しました。
ここまでの作業で、9割方完成といったところでしょうか。
この後はいよいよ最終段階の、クリヤーのトップコートとなります。

作業開始から早一週間、後一息だぞ。ガンバレ俺!
最年長の佐藤でした。