2016年3月21日月曜日

FXDLのフレークペイント&タンクストレッチ

3月とは思えぬ暖かい日があったり、「三寒四温」の言葉通り気持ちの良い日が多くなってきましたが、花粉症を患っている方々にとっては正念場とも言えますね。



さて、今までに行って来たタンクストレッチは全てツアラー系でしたが、
このたびご依頼を頂いたのは、なんとダイナ・ローライダーでした。

それまでダイナ系でタンクを伸ばすといったイメージが、私にはなかったので、
 とても新鮮な気持ちで作業に取りかかる事が出来ました。




まずは足回りを「ビシッ!」と引き締めるため、前後のホイールとフォークアウターも塗装します。

先ずは、フロントホイール。
タイヤを外しきれいに洗ったら、リム部分だけをマスキングします。
フロントはスポークとハブだけを黒くするためです。

非常に手間のかかるマスキングを終わらせ、塗装する部分をサンドブラストで足付けをして「ビビッドブラック」を塗ります。
とても複雑に入り組んでいるため、ムラなく垂らさず綺麗に塗るのは至難の業!

とはいえ、今使っている塗料はとても使い勝手が良いので、塗り手の心配をよそに
綺麗にまとまってくれるのでありました。
本当、助かります。


お次ぎはリアホイール。
きれいに洗ってサンドブラストで足付けをして、こんどは「ビビッドブラック」で全体を塗ってしまいます。
塗料を固めてから、今度はリム部分をゴールドに塗るためスポークとハブをマスキングです。

これもまた一本一本確実に進めて行くしかありません。


全体をこんなふうに養生出来たら、リム部分をサイド足付けをして、ゴールドフレークのベースカラーを吹き付けます。



続いてフレークの入ったクリヤーを、垂らさないように何度も何度も塗り重ねていきます。フレークでみっちり埋まるくらいまで吹けたら一旦終了。
加熱乾燥して塗膜を引き締めましょう。 


この時点で塗装表面は、#30ペーパー!くらいのザラザラ感です。
触ると痛い感じですね。
ここからさらに今度は、クリヤーのみを塗り重ね、このザラザラを埋めなくてはなりません。

同じようにフレークの吹き付けをくり返した、ライトカウルとテールランプ。
ホイールと一緒に仕上げのクリヤーを、さらに塗り重ねました。

写真ではフレークの煌めきが分かりにくいのが残念!

次回は、「ダイナ・タンクストレッチ編」です。お楽しみに!

最年長の佐藤でした。