2016年11月15日火曜日

秋の味覚・・・・

先日、ずいぶんと久しぶりに魚を捌くことになりました。
丸々と太った50cmオーバーのニジマスです。
 残念ながら自分で釣り上げたものではなく、知り合いの養鱒場さんからいただいたことから、「命をいただく」という行為を噛み締めつつも、朧げな記憶を頼りに四苦八苦しながら捌いたのでした。

その養鱒場では「身質」優先のため、出荷するのはオスに限定されるそうです。
今回いただいたのは、卵の入ったメスと入っていないメス。
卵が出来ると身のほうの味が落ちると言われたのですが、味覚が鈍いのか食べ比べてもさほど違いは感じられず、 どちらも絶品でした!

 ハラコはぬるま湯でほぐし、何度も水を変えながら余分なものを取り除きます。
あとは、酒、醤油、味醂などで漬け込むだけ。
 綺麗な身色ですね、これで美味しくないわけがありません。


中骨など身がタップリついてしまった部位は、軽く塩をしてグリルで焼いた後、
ほぐして綺麗にかき集めます。
 捌き方がへタッピなためこんなに身が集まりました。
サケフレークならぬ、鱒フレークですね。
 身は柔らかく、出刃では上手く引けなくて、何とも無骨な刺身になってしまいました。


そしてとどめは「いくら丼」。
鮭のイクラのほぼ半分の大きさですが、そのせいか皮は全く気にならず、濃厚な味を堪能しました。
ほかにも、粗汁、味噌漬けなど色々楽しめました。

こんどはスモーク作りにも挑戦してみたくなりましたね。

手の生臭みがなかなか取れない最年長の佐藤でした。