師走も半ば、今年も残すところあと約半月となりました。
ということは、来シーズンもすぐそこ!とも言えるわけですね。
今をオフシーズンと捉えるなら、この貴重な時季に来シーズンに向けての
準備期間として、有効に利用したいところですね~。
こんな時季だから出来る、愛車のヘビーカスタムや念入りなメンテナンスを、
ぜひご検討いただけたらと思います。
で、先日はじめてご来店のお客様から、タンクなどの補修依頼がありまして、
貴重なオリジナルタンクをどうしても活かしたい、というリクエストがありました。
現車のタンクを拝見してみると、左側面が傷だらけで細かな剥がれが沢山ありますが
「HARLEYDAVIDOSON」の文字はぎりぎりセーフ!
何とかいけそうなので、リクエストにお答えするべく作業に取り掛かることにしました。
タンク左側面です。細かな点キズと凹みでクリヤー層がめくれています。
立ちゴケ傷とは別に付いたであろう凹みも、、、、。
タンク右側前方、こちらの凹みはステムが当たったみたいですね。
まずは旧塗膜を削り、周辺の足付けをしてからパテ付け面出しです。
凹み周辺の歪みを取り除きながら、必要最小限のパテ使い。
パテ修正のあとは、サフェーサーを吹いて傷消し面出しで、下地処理は終了。
オリジナルのロゴマークは完全に残しつつ、現車に合わせ調色した「ビビッドブラック」
で染め上げて、トップコートのクリヤーをたっぷり吹きつけ塗装終了。
しっかりと加熱乾燥し、クリヤーが完全硬化してからさらに面出しを行い、
ポリッシャーで丹念に「鏡面」になるまで磨きこんでいきます。
そしてついに完成!
傷も歪みも消えて修正箇所もまったく分かりませんね。
(ホッと一安心・・・。)
当初よりお時間もしっかり頂いたので、自分でも納得できる仕事が出来たうえに、
お客様にも大変満足して頂ける結果となりました。
このような素敵なお仕事を頂けたことに、改めて感謝いたします。
この度はありがとうございました。
**********最年長の佐藤でした。**************