十年近く前にとても良い思いをしたS川に、久しぶりに足を運んでみました。
近隣の釣り場状況は近年悪化の一途という感じで、けっこう裏切られることが多いです。
S川の最近の状況は全く分かりませんでしたが、様子伺いということで下流から入渓してみました。
入渓点の取水堰の流れ込みで早速出てきてくれたのが、こちらの綺麗なヤマメちゃん!
まずまずのサイズです。でへ、、。
幸先の良いスタートで先ずは一安心。
何だか今日は良い釣りができそうな予感・・・・。
釣り上がりながら良さそうなポイントで時々ライズを発見し、良型のヤマメが飛び出す堪えらんないシチュエーション。
そんな状況で楽しみながら1kmほど遡行して、夕方近くなってきたので川通しで引き返すことに・・・。
入渓点近くまで戻った時、どうしても気になって再び同じプールのポイントに毛鉤を流してみた。
始めに流れ出し付近を流して見るが、反応なし。さっき釣り上げたポイントなので仕方が無い。
今度は流れ込みの流心へ・・・ガバッ!と大きな頭が飛び出したのが見え、反射的に右手がロッドを跳ね上げていた。
重い! 魚体と引き具合から、けっこう大きな岩魚だろうと察しがついた。
柔らかいグラスロッドなので、なかなか寄って来てくれなかったが、なんとか無事にランディング。
はぁ〜、久しぶりの大物だ!
ん?
よくよく見ると、虫食い模様や斑点の色が在来の岩魚ではないような・・・・。
岩魚の仲間には違いないが、 おそらくこれは北米原産のカワマス、いわゆるブルックトラウトのようである。 はは〜ん、なるほど・・・・・。
しかし大きな尾びれだ・・・・。
何はともあれ、渓流でこのサイズが釣れれば素直に嬉しい!
川に十分な魚が居てこそ釣りという遊びが成り立つ。
魚のいない川ほど寂しいものは無い・・・・。
釣り上げた獲物を持ち帰りたい気持ちは重々分かるが、少しみんなで我慢して、魚が十分増えるまでキープは慎んでもらいたいものである。
そうすればもっともっと楽しい川が増えるはずだから・・・・。