さて、ようやく燃料タンク形状のモデファイに辿り着きました。
以前このブログ中でもお伝えしましたが、当店で行っているタンク延長加工は、
硬質ウレタンフォームをコアにして、GFRPでラミネートする、いわば
サーフボード?とのドッキング的手法といえます。
毎回このようなストレッチ加工は、手間のかかるワンオフ製作となっていますが、
特定のタンク、シート、サイドカバーに合わせてストレッチ形状を限定してしまえば、
ストレッチ部分をパーツとして量産出来るのですが、『デバイス』さんあたり
作ってくれませんかねぇ・・・。
あっ、そういえば某国製でフルカバータイプがありましたね。
フムフム・・・。
今から、フォームで肉付けするために、
タンクからサイドカバーへ流れるようなフォルムをイメージします。
イメージが出来上がったら、ウレタンフォームをブロックにして貼り合わせて行きます。
余裕を持って大きめに、大胆に行きましょう。
シートの収まり具合も確認しながら、ハンドシェイプして行きます。
包丁、ノコギリ、平ヤスリ、紙ヤスリなど使えるものは何でも使いながら・・・。
左右の対称を確認しつつ、大まかなフォルムが決まったら、
ポリエステル樹脂とガラス繊維でラミネート。
外骨格の出来上がり。
表裏いっぺんに出来ないので、表が固まったら裏側セクションも同じように
ラミネートを施しましょう。
完全に固まったら、ポリパテで面出し成型に入ります。
タンクコンソールの逃げ加工、シートの収まり具合をチェックしながら
微調整をくり返しましょう。
ようやく完成形が見えてきましたが、勝負はこれから。
サフェーサーを吹いて削ったりパテを盛ったりの、細かな修正のくり返し。
文章にすればたったこれだけですが、実作業の方は果てしなく続いて行きます。
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それでは、続きはまたのちほど・・・・。